2022年度 千里シリーズの結果

2021年度 千里シリーズへ    2023年度千里シリーズへ


シリーズ前の下馬評

  レギュラーシーズンを代表して登場するのは杉原選手。千里シリーズは過去9回出場のうち7勝と、圧倒的な勝率を誇る。一方で統計的にシーズン王者は圧倒的不利というアノマリーもあり、これを払拭できるか。
 予選ラウンドを勝ち抜いたのは、フタバの丘で修行を積み、成果が現れてきた島裕二選手である。島裕二選手は以前WBFが前後期制で実施されていた時期に、唯一無二である前後期制覇を成し遂げた実績がある。それから雌伏30年!再び千里シリーズの舞台に立つ。
 二人のハンデ差は46。杉原選手が得意のストライクラッシュでその差を詰めていくのが早いか、島裕二選手がマークを重ね杉原選手の追跡を振り切れるか、46ピンの差を10フレームで詰める鬼ごっこが今始まる!    

2022千里シリーズ 予選リーグ

  まずはレギュラーシーズン制覇の杉原選手のファイナルラウンドの対戦相手を決める予選ラウンドである。
 白木選手(シーズン2着)、島裕二選手(シーズン2着)、ジョー・タカミ選手(第2戦1着)の3名がエントリーし、2ゲーム制の試合が行われた。
 この試合のためにわざわざ東京より帰阪の白木選手が、1ゲーム目から飛ばす。スプリット1つ以外はすべてマークで埋める上々の立ち上がり。しかしダブルが出なかったこと、マイナスハンデ31が大きくのしかかり、競技点は147点だった。残る二人は凡庸なスコア。しかし島裕二選手がハンデを生かし、競技点153点で暫定首位を確保した。
 勝負の2ゲーム目、白木選手は好調ながらストライクが出ない。1フレから9ピン(残1ピン)ースペアが5フレーム続く胃が痛くなるような展開。一方で島裕二選手は、コントロールが定まりだしマークが増えてきた。 後半は白木選手がついに根負け、9ピンーオープンが3フレーム連続し、ジ・エンド。ジョー選手は、2ゲーム目に入ってスプリットの波にのまれ、調子が上がらないまま撃沈。淡々と取れるマークを取った島裕二選手が予選ラウンドを制した。
 前述のように島裕二選手は30年前ぶりの千里シリーズ出場である。ファイナルラウンド出場という意味では、前期優勝の1991年(第3回千里シリーズ)以来31年ぶりである。
選手  最高点  競技点   
 ジョー・タカミ 132 165  
白木建太郎 178 147
  島裕二 143 185  挑戦権獲得

2022千里シリーズ 本戦

シーズン優勝
杉原陽一
(−4)
○169(173)
●162(166)
●155(159)
●112(116)
148(106)●
163(121)○
178(136)○
182(140)○
予選リーグ優勝
島裕二
シーズン2位で選出
(+42)
 詳しい記事はこちら (fuchinkan氏執筆のOH!WOO!!記事より転載)