シリーズ前の下馬評 |
| ３年ぶりにシーズン一着で千里シリーズ出場を決めた松本誠選手は今回で１０回目と経験十分。 一方、岩田選手は今期、１試合だけ（２ゲーム）参加、その試合で一着を決め、予選出場権を獲得した。 暫定ハンデの選手が千里シリーズに出場する事態は前代未聞であり、予選制度を採用した新ルールの妙となった。そして岩田選手は暫定ハンデ(66)を活かし本戦出場を決めた。 本戦でも３ゲームまでのスコアを元に暫定ハンデ（58）が適応された。ハンデ-9の松本誠選手とのハンデ差は実に67、今年もハンデ差が一ピン勝負を演出するか。 |
結果 |
| 岩田選手は予選第２ゲームからボールがレーンの中央に集まらない。第１ゲームはノーマークで129(71)。一方の松本誠選手はスペアを重ねたあと、５連続ストライク。中盤でハンデ差を解消。圧勝した。 第２ゲームも第１ゲームのカーボンコピーの展開。松本誠選手は始めの２フレこそオープンしたものの４フレからまたも５連続ストライク。これまた中盤でハンデ差を解消。圧巻の連続200Upで２勝、優勝に王手をかけた。 第３ゲームは松本誠選手がスプリット禍に巻き込まれ自滅。一方の岩田選手はボールが集まりだし、中盤には４連続マークも記録、復調した。 第４ゲームはこの日最高に盛り上がった試合となった。完全復調した岩田選手が中盤に６連続マークを記録すれば、松本誠選手も１フレのスプリットを除き、フルマーク。中盤からの４連続ストライクなどでスコアを伸ばす。１０フレで岩田選手はオープン、一方の松本誠選手はスペア。ラストの一投で９ピン倒せば松本誠選手の勝ちが決まる所だったが、倒れたピンは６本。２ピン差で岩田選手がこのゲームを取り、２勝２敗のタイとなった。 最終第５ゲームは松本誠選手が３連続ストライクで幕を開け、一方の岩田選手は３連続オープン。いきなり50点の差が縮まったが…。 ４フレからは急に風向きが変わったように攻勢が逆転。岩田選手のオープンが減り、オープンフレームも得点を重ねるようになった。一方の松本誠選手は４フレからこの日唯一となる４連続オープン。後半ストライクを重ねるも焼け石に水。13点差で岩田選手がこのゲームも取った。 岩田選手は、２連敗のあとの３連勝で千里シリーズ初優勝を決めた。また奈良県勢としては初の優勝で、優勝トロフィーはこの日、生駒山を越えた。 敗れた松本誠選手も、千里シリーズ一位タイ記録となるストライク平均5.0・200Up３度、２位の記録となるアベレージ188.4などスコア的には素晴らしいものだった。 |
２００６千里シリーズ
| シーズン優勝 松本誠司 |
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予選リーグ優勝 岩田修一 |
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成績
| 選手名 | ゲーム | 上位 | 上位率 | 合計点 | 平均点 | ＳＴ | ST平均 | ＳＰ | ミス | スペア率 | |
| 岩田修一 | 5 | 0 | 0.0% | 562 | 112.4 | 6 | 1.20 | 12 | 31 | 27.9% | |
| 松本誠司 | 5 | 5 | 100.0% | 942 | 188.4 | 25 | 5.00 | 12 | 8 | 60.0% | |
| 合計平均 | 10 | 5 | 50.0% | 2538 | 141.0 | 46 | 2.56 | 52 | 39 | 57.1% |