第4期(1990年後期)の成績


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選手名   Gm 優P 上位 上位率 得点 平均点 最高 最低 ST ST率 SP○ SP× SP率
奥山満夫   15 88 1 13 86.7% 1 2284 152.3 1 197 112 37 2.5 1 56 50 52.8% 3
田中由佳   24 79 2 18 75.0% 3 3182 132.6 6 172 96 38 1.6 9 87 96 47.5% 5
松本誠司   24 59 3 20 83.3% 2 3534 147.3 2 200 113 53 2.2 2 95 75 55.9% 2
田中 久   27 40 4 13 48.1% 10 3380 125.2 8 160 76 39 1.4 13 78 126 38.2% 7
田中寿美子   21 39 5 15 71.4% 4 2961 141.0 4 183 104 34 1.6 8 88 68 56.4% 1
荒井 晃   3 25 6 1 33.3%   306 102.0   122 75 4 1.3   5 15 25.0%  
稲瀬 武   21 24 7 11 52.4% 9 2814 134.0 5 194 109 42 2.0 3 66 98 40.2% 6
種田純子   9 23 8 6 66.7% 5 1294 143.8 3 198 105 18 2.0 3 35 32 52.2% 4
島 裕二   23 20 9 4 17.4% 15 2503 108.8 15 150 77 19 0.8 15 58 143 28.9% 12
田中哲朗   6 17 10 4 66.7%   835 139.2   153 128 14 2.3   17 25 40.5%  
立道 勉   9 17 10 3 33.3% 11 1000 111.1 13 143 82 15 1.7 6 19 56 25.3% 14
島 和男   26 15 12 15 57.7% 6 3358 129.2 7 188 62 50 1.9 5 71 132 35.0% 9
城戸秀行   9 15 12 5 55.6% 7 1023 113.7 12 163 78 14 1.6 10 19 55 25.7% 13
高田和夫   9 10 14 2 22.2% 13 1072 119.1 10 181 89 15 1.7 6 22 53 29.3% 11
福山正章   2 0   2 100.0%   298 149.0   155 143 5 2.5   6 7 46.2%  
松原 都   6 0   2 33.3%   744 124.0   158 97 6 1.0   20 31 39.2%  
高見 徹   18 0   10 55.6% 7 2221 123.4 9 162 78 27 1.5 12 52 90 36.6% 8
大原敦子   3 0   1 33.3%   370 123.3   145 96 5 1.7   8 14 36.4%  
竹中清晃   8 0   4 50.0%   970 121.3   154 95 8 1.0   24 42 36.4%  
松本昌士   18 0   5 27.8% 12 2128 118.2 11 159 82 24 1.3 14 44 96 31.4% 10
馬場 毅   6 0   2 33.3%   703 117.2   141 93 8 1.3   11 33 25.0%  
下永義久   3 0   2 66.7%   350 116.7   138 76 5 1.7   7 17 29.2%  
星 健一   19 0   4 21.1% 14 2073 109.1 14 153 76 29 1.5 11 35 119 22.7% 15
山田晃弘   6 0   0 0.0%   648 108.0   123 98 6 1.0   11 40 21.6%  
陶山宜典   2 0   0 0.0%   196 98.0   106 90 4 2.0   3 12 20.0%  
立道朋子   9 0   1 11.1% 16 852 94.7 16 108 67 5 0.6 16 17 62 21.5% 16
増尾俊二   3 0   0 0.0%   210 70.0   93 46 2 0.7   2 25 7.4%  
馬場深雪   4 0   0 0.0%   266 66.5   95 49 1 0.3   3 35 7.9%  
    Gm 優P   上位 上位率   得点 平均       St St率   Sp○ Sp× Sp率  
    333 471   163 48.9%   41575 124.8       527 1.6   959 1647 36.8%  

☆ 各賞の発表
 
 WBFバーニングウェーブ'90もついに終了。ここで3カ月にわたって繰り広げられた5部門のタイトル受賞者を発表することにしよう。
 参加28名の中で16名が規定ゲーム(9ゲーム)に達した。総合優勝以外のタイトルは、この16名で争われた。
 
  総合優勝  
'89年前期 優勝…松本誠司  2位…島 和男   3位…高見 徹 
'89年後期 優勝…松本昌士  2位…島 和男   3位…松本誠司
'90年前期 優勝…下永義久  2位…高見 徹   3位…田中寿美子

  '90年後期                      優勝ポイント
 総合優勝       ‥‥‥‥ 奥山満夫       88P
 優勝ポイント2位    ‥‥‥‥ 堀 由佳      79P
 優勝ポイント3位    ‥‥‥‥ 松本誠司     59P

 5試合に参加して、全ての試合に入賞。しかも優勝2回・2位3回と
圧倒的な強さを見せつけた奥山満夫が、総合優勝を手にした。最終戦での
堀 由佳・松本誠司との競り合いに勝ったのも、得意の連続ストライク
による大量点だった。とにかく強かった。
  堀 由佳はマイボールによって以前より安定感が増し、奥山満夫と同じ
5回の入賞を果たした。来期はストライクによる得点アップに期待。
 
 
 ・優勝ポイントの推移
 
         グラフ
 
  スペア王  
'89年前期 1位…稲瀬 武   2位…松本誠司  3位…松本昌士
'89年後期 1位…田中寿美子 2位…松本誠司  3位…島 和男
'90年前期 1位…松本誠司  2位…田中寿美子 3位…松本昌士

  '90年後期                           スペア率 
 スペア王           ‥‥‥‥ 田中寿美子         56.4% 
 スペア率 2位    ‥‥‥‥ 松本誠司       55.9% 
 スペア率 3位    ‥‥‥‥ 奥山満夫      52.8% 

 今期、スペア率50%突破が、なんと4人!
 前のシーズンで、松本誠司にタイトルを奪われた田中寿美子が、奪回。
WBF史上最高スペア率を0. 1%更新して、2度目の受賞だ。    
 松本誠司は最終戦で大きく崩れ、まさかの2位転落。
 
 
  アベレージ賞  
'89年前期 1位…松本誠司  2位…島 和男   3位…松本昌士
'89年後期 1位…島 和男   2位…松本昌士  3位…松本誠司
'90年前期 1位…松本誠司  2位…奥山満夫  3位…下永義久

  '90年後期                        アベレージ  
 アベレージ賞    ‥‥‥‥ 奥山満夫      152.3点
 アベレージ2位   ‥‥‥‥ 松本誠司      147.3点
 アベレージ3位   ‥‥‥‥ 種田純子      143.8点

 ついにアベレージも150点の壁を越えた! 奥山満夫は今期、得意の
ストライクによる大量点とともに、スペア率も向上、WBF初の150up
を実現した。松本誠は毎ゲームおおむね安定したスコアを出していた。
 種田純子は初参加でいきなり入賞。
 
  ストライク賞  
'89年前期 1位…松本誠司  2位…島 和男   3位…高見 徹
'89年後期 1位…松本昌士  2位…島 和男   3位…下永義久
'90年前期 1位…奥山満夫  2位…下永義久  3位…城戸秀行

  '90年後期                       ストライク平均 
 ストライク賞    ‥‥‥‥ 奥山満夫        2.47 個
 ストライク2位   ‥‥‥‥ 松本誠司       2.21 個 
 ストライク3位    ‥‥‥‥ 稲瀬 武・種田純子  2.00 個 

 前期に比べると、おとなしい感じのするストライク率だが、それでも
1ゲーム平均2.5を出す奥山満夫は立派。 島 和男→下永義久と渡った
「ストライク王」の称号は、いまや奥山のものだ。2シーズン連続受賞は
5タイトルを通して奥山が初めて。SP型の松本誠は久々にSTに復帰。
 
 
 
   上位賞  
'89年前期 1位…松本昌士  2位…松本誠司  3位…稲瀬 武
'89年後期 1位… 島 和男  2位…田中寿美子 3位…松本誠司
'90年前期 1位…松本誠司  2位…下永義久  3位…奥山・松本昌

  '90年後期                       上位率   
 上位賞        ‥‥‥‥ 奥山満夫     86.7%  
 上位率2位     ‥‥‥‥ 松本誠司     83.3%
 上位率3位      ‥‥‥‥ 堀 由佳      75.0%

 「来れば勝つ」の奥山満夫。上位率にこだわる松本誠司。二者の争いは
最終戦で決まった。しかし両者とも5ゲームやって4ゲーム以上で上位に
入ってくるとは、恐るべき数字だ。
                                    
  特別賞  
'89年前期…下永義久 '89年後期…島 和男 '89年前期…奥山満夫
 
 '90年後期特別賞 ‥‥‥‥ 種田純子(10/7 第2ゲーム)

実戦から10何年も遠ざかっていたにも関わらず、いきなりのフルマーク
で、さらにスプリットをカバーしてのものだったことが評価された。





 
 
 
 ☆  評論          WBF実行委員  福崎かずたろう
 
 仲間内のボウリング遊び程度のものから始まったWBFですが、シーズン制の導入、
優勝ポイントの設定、公式試合の設定、ハンデ制の導入、3位までのポイント制の
導入、レーンの予約の確立など、着実にルールや体制が整ってきました。今シーズンは、
だいぶ安定してゲームに参加できたのではないでしょうか。
 参加者の方も常連さんの他に、今シーズンだけで6名もの初参加の方がいらっしゃい
ました。喜ばしいかぎりです。仕事の都合で大阪から離れてしまった人が多いなかで、
規定ゲームに達したプレイヤーが増えているという事実。関係の皆さんの広報活動に
深く感謝いたします。
 さて、今期を振り返ってみますと、ルールや体制が整ってきたのと並行して、
各選手のスタイルがさらに明確なものとなってきたように感じます。ストライクやスペアを
極めるといった記録的な側面もありますし、自らを「員数ボウラー」と称し、場を盛り上げる
などの参加意義的な側面もあります。また、データを読む楽しみ・ウォッチャーとしての
側面もあるでしょう。各選手のWBFへのアプローチの多様化といった傾向は、
来シーズンさらに強まるのではないでしょうか。
 「円熟」といった言葉は、角が取れて丸くなったという意味あいも持ちますが、内部から
パンパンに膨れて丸くなったという見方の方が本来のものでしょう。
 WBFも各選手がさまざまな方向にふくれあがり見事な球体をかたちづくって欲しいと
願っています。
                                            終わり

更新日 2005/08/13